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田植えと稲刈りは「常識」領域でマスト。おさえておきましょう。
ちょっと知っておきたい話〜お受験コラム
コラム5
ペーパーに行き詰ったときの対処法
ペーパーの点数が伸びない理由は大きく４つが考えられます。
1.概念そのものが理解できていない
2.質問（言い回し）が理解できていない
3.スピードが遅すぎる
4.試験となるとあがってしまうのか正答できない
どの場合であっても、まずはお世話になっているお稽古の先生に相談しましょう。そのアドバイス通りにしてもダメならば、次の手段を実践しましょう。
１の対策法としては、幼児教室のこぐま会のサイトを熟読することをおすすめします。
こちらのHPは、無料なのにここまで公開しちゃっていいの？と思うくらい、
充実しています。あらゆる分野の指導方法やママの悩みに対する回答が、
いたれりつくせりで掲載されています。
年長児対象 領域別家庭学習法
教室便り
子どもはどこでつまずくか
何をどう学習したらよいのか
などの連載は、すべて目を通しておきたいものです。
それでも変化がない場合は、ひと月ほど時間をおいて再度やらせてみましょう。
子どもは日々成長しています。
時間をおけばあっさりとできるようになる場合も少なくありません。
２に関しては、言葉の問題ですから、訓練するしかありません。
同じ問題であっても、毎回言い回しを変えてやるようにしましょう。
言い回しのヴァリエーションは、異なる問題集を、
ママが本屋で少々立ち読みすればつかめるはずです。
３の場合は、どこに時間がかかっているのかを確認し、
これまた訓練するしかありません。
いちばん厄介なのは４です。
間違えるとママが怒る、怒らなくても「なぜできないの？」と問い詰める。
問い詰めてはいなくても、声はやさしそうでも目が笑っていない…。
早く早く、間違えちゃ絶対ダメ！！！！！
そうこうしているうちに、できていた問題もできなくなってしまったりします。
最悪の場合は、お稽古や模試のときに、隣の子の答えを見るようになります。
チックはうまくいけば薬で止まりますが、カンニングは止められません。
本番でやってしまったら、多くの学校で一発アウトです。
稀とはいえ、ストレスで円形脱毛症になってしまった子供もいます。
女子なら髪型でなんとか隠せそうですが、
男子だと大きさと場所によっては厳しいことも。
坊主頭にしてみたところで、よく見ればバレてしまいそうです。
模試が戻ってきても、なぜ間違えたの？と聞くのは、軽めに一回だけにしましょう。
それ以上はしないほうが懸命です。できなかった問題のフォローは
子どものなかで模試と結びつかない形でやるようにしましょう。
理解できているにも関わらず、模試などで正答できなくても叱らない…。
これは相当にママの度量が問われることだとは思います。
でもそういう子は、叱ってもほとんどの場合、できるようにはなりません。
ママのストレスは、子どもにあたる以外のところで解消することをおすすめします。
できたところ、できるようになったところをおおげさに褒めつつ、
にっこりと、もったいないんじゃない♪
はな丸つけてあげたかったわ、といった調子で、
なにげに指摘するレベルに止めておくのが無難でしょう。
わかっているのに模試となると正答出来ない子は、
精神的に繊細で、打たれ弱いタイプであることが少なくないですから。
年長であるにも関わらず、9月になっても同じ状態であるならば、
今度はモノでつってみるしかありません。手段を選んではいられない時期です。
お受験ママはひたすら忍耐、忍耐です。