お受験準備マニュアル
22.お試験当日
中央線は電車遅延がしょっちゅうです。
こんな日に限って、滅多にトラブルがないメトロや山手線が止まったり。
公共機関のトラブルであっても、一切の遅刻は棄権とみなす学校が少なくありません。学校まで一時間以上かかる遠方の場合は、学校から徒歩圏のホテルをとる人もいます。
時間に余裕を持って家を出られるよう、スケジュールを組み立てましょう。
当日は受付締め切り15分前を目安に会場に到着するようにしましょう。あまり早く行っても、遊ぶ時間が増えるわけではありません。親子とも緊張する時間が長くなるだけです。
親はその間、用意された部屋やホールなどで、ひたすら待つことになります。本を読んでいる人、ワープロ打ちされた面接マニュアルを読んでいる人、眠っている人、編み物をしている人、人数を数えている人など過ごし方はいろいろです。
子供が戻ってきたら、どうだった?と試験の内容を聞いたりするのが常ですが、できなかったらしいことがわかっても、はらわたが煮えくり返っても、それ以上突っ込まずににっこり笑いつつ、右から左へながしましょう。
ここまできたら、子供の精神状態を良好に保つのがママの役目です。
また、一部の学校ではその間に親の面接があります。お茶の用意がされている場合もあります。親の面接が終わったからといって、パパだけ先に帰るのは止めましょう。家族は3人揃って帰るべき、そう考える学校もあるそうです。
掛け持ち受験をする場合の注意ですが、上履きをもう一足持参しましょう。外を歩かされたせいで、妙に汚れて帰ってくる場合があります。
髪の毛をやり直せるよう一式用意しておきましょう。体操の考査のせいかはわかりませんが、微妙に乱れて戻ってくる場合があります。
途中で食事をする場合、エプロンを持参するなど服を汚さない工夫をしましょう。
飲み物をひっくり返して服を濡らすかもしれませんね。予備のお受験服を持参しておけば安心です。
服装ですが、単なる付き添いの場合も、ママは制服と化しているであろう、紺のお受験スーツ。面接と同様にのぞみましょう。
バッグに関しては、考査のみの場合、冠婚葬祭系バッグは必ずしも必要ありません。
●持ち物のまとめ
受験票を始めとする学校から指示があったもの。
(受験票・子供の上靴・ママのスリッパなど)
ウエットティッシュ型靴磨き
(電車の中などで突然気になったりします)
携帯用ヘアブラシ・携帯用整髪料・ピンなど
(子供の髪が乱れたときの為に)
折り紙・絵本・あやとり・お絵かき帳など
子供のポケットにハンカチとティッシュケースを入れる
その他 バンドエイドなど適当に
ママの暇つぶしグッズ
上記がすべて入るサブバッグ
■雨が降ったら これもプラス
雫拭き用タオル
靴の雫拭き用タオル(スリッパ不要の場合)
かさ袋(必要な学校は滅多にないので持っているなら)
場合によっては子供の革靴
コートが入る大きめサブバッグ
■掛けもちの場合
予備のお受験服・ソックス・上履き(エプロン)