難関・名門小学校をめざす |
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田植えと稲刈りは「常識」領域でマスト。おさえておきましょう。
カトリック校とプロテスタント校の違い
すべての学校を熟知しているわけではないので、傾向としてお考えください。
また教義等の詳細については身に余りますので、
ここでは学校生活に関連することのみを簡単にお伝えいたします。
もっと詳しく知りたい方は、ネット上に多数の情報があります。
「カトリック プロテスタント 違い」などで検索してみてください。
カトリックには、ローマ教皇を頂点とする教会という共同体があり、
神が宿る家としてそれを捉え、その存在に伴う権威や
伝統、慣習(含む聖書)を重視します。
カトリック教会には、十字架に加えマリア様とイエス様の像があり、
また聖人を敬います。修道会が存在しています。
プロテスタントは聖書の言葉のみに神=信仰を見出します。
プロテスタント教会には、マリア様やイエス様の像はありません。
またルーテル教会を除き、基本的に修道会もありません。
●日曜の午前中の過ごしかた
週に一度程度の「宗教」の授業がいわゆる「道徳」の代わりに
存在するのは共通ですが、プロテスタントは生活そのものよりも
「聖書の言葉」を上位概念としているため、「礼拝」が重視されています。
よって毎日曜日の礼拝(教会学校)を義務としている学校が少なくありません。
一部ではありますが出欠表があり、提出義務がある学校もあるようです。
カトリックの学校でも日曜日の教会学校への出席は推奨されますが、
出欠表などはなく、ほとんどの場合実質的に、出席は各家庭の判断に任されています。
●日々の学校生活
カトリック校は儀式や形式を重んじ、修道会が存在することもあるためか、
日々の生活スタイルに厳格です。
授業中の態度・姿勢など、いわゆるお行儀をしっかりご指導いただけます。
プロテスタント校は、礼拝の時間のマナーは厳しくご指導くださいます。
毎朝のように礼拝がある学校も少なくないせいか、
授業中をはじめとするその他の時間は、
個性と自主性を育む・気づきを待つ、という考え方のもと、
どこも極めてのびのびです。学校の公開授業を見学し、
低学年の子供ののびのびしすぎる?振る舞いに唖然とした、という意見が
聞かれるのは、プロテスタント校である率が高いようです。
(高学年になると、併設中学へ送り込む手前、状況によっては
指導が厳しくなるので、それなりに落ち着くといわれています)
校外学習や登下校のマナーについては、どちらもきちんと指導があるでしょう。
●将来のビジョンの提示
カトリックでは、聖母マリアも信仰の対象であり、聖人を敬います。
○○のように生きる、という具体的な例が示されるシーンが少なくありません。
たとえば、聖心では卒業生である緒方貞子さんの話題が学校説明会ででますね。
○○のように生きるためには、いくつかの努力が必要です。言葉を変えれば
型にはめると捉えられることもあるかもしれません。
(聖人や著名人のように生きることを強要されるわけではありません)
プロテスタント校では、将来の自分の理想を具体像では提示されません(イエス様を除く)。聖書を読みすすめたり学内外で生活をするなかで、
それぞれが感じ、つかむものです。
素晴らしい行いをした○○のようになる、のではなく、
自分が生まれ持った才能を探し、いかし、社会に貢献する
という概念を徹底して教えられます。
(カトリック校でもそれはそれで教えます。
具体像の有り無し=具体像が有ると倣う必要があるために
日頃の学校での生活態度にも影響します。そこが重要という話です)
といった違いはありますが、平たくまとめれば、
プロテスタントもカトリックも関係なく、
キリスト教は、人が人として幸せになるための世界に普及している教えです。
ご家庭に宗教的なこだわりがない場合、日曜日の教会学校をどう考えるか。
学校生活は、きちんととのびのび、どちらか子供にあっているのか。
その2点は、願書を出す前にしっかり意識しておきたいものです。
*聖公会について
立教小学校、立教女学院小学校は、カトリックでもプロテスタント
でもない、世界で3番名に大きな
キリスト教教会である聖公会(日本聖公会)の関連学校です。
聖公会はカトリックとプロテスタントの両方に共通する部分がある
教義を持つため、中立的な教派と言われています。
学校生活はプロテスタントに近く、礼拝は毎朝、学校生活はのびのびですが、
日曜の教会通いは強要されません。
小学校受験の情報集などでは、プロテスタントに含まれる場合が多いようです。