難関・名門小学校をめざす |
幼児教室、家庭のしつけ、出願から持ち物まで、東京23区内難関・人気小学校受験準備に必要なアレコレをわかりやすく徹底網羅。お受験準備デビューママなら必読です! |
年少でありながら小学校受験準備を始めようとしているということは、
都心部にお住まいなら、志望校は幼稚舎・立教・青学・聖心・女学館のいずれかを考えているのだと思います。
それ以外の難関・名門校を第一志望としているのなら、よほど遠方にお住まいでない限り、附属幼稚園の受験をしてみることをすすめます。
幼稚園受験は、子供本人に負担がかかりません。
親と祖父母の受験であるといえるでしょう。
縁故がないから無理、とはなから諦めるのはもったいないです。
縁故がなくともご縁をいただくかたは各園普通にいらっしゃいます。
どうしても、と考えるのなら、園の門前に家を借りるのもひとつの手かもしれません。
また志望校が決まっていないご家庭も、とりあえず附属幼稚園を受験してみることをおすすめします。たとえご縁がいただけなくても、小学校受験時に、どれだけその学校を古くから本気で考えたいたかということをアピールする、話の糸口にはなりますし、学園の空気に触れるよい機会になるかもしれません。
ここからは小学校受験に照準を当てているママ向けの話をしていきましょう。幼児教室には、まだ通う必要はないでしょう。ママができる範囲のあたりまえの生活を続けていれば構いません。これまでもしていることに加え、お勉強の準備となる事柄をゆっくりと始めていきましょう。
初めてこのサイトにいらした方は、年少下以下のページにも目を通しておくことをおすすめします。
●数の概念を日常生活のなかで意識させましょう。
週に2回程度はクッキーなど数えやすいものをおやつに出しましょう。
「何個めしあがりますか?」
「1個いただきます」
「じゃあ、ママは2個いただくわね」
実際に見てみるとママのほうが多い!
「やっぱり2個にする!」
「じゃあママは3個いただいちゃおう」
「○○も3個にする」
といったやりとりを続けると、そのうち数の概念が身につきます。
おいおいですが、数を3通り、10までは数えられるようにしていきましょう。
個人差があるので、あせる必要はありません。しかしながらペーパーを本格的に始める新年長になるまでには身につけさせてください。ここがわからないと、授業についていけなくなります。
いち に さん し ご ろく しち はち くう じゅう
ひとつ ふたつ みっつ よっつ いつつ むっつ ななつ やっつ ここのつ とお
いっこ にこ さんこ よんこ ごこ ろっこ ななこ はっこ きゅうこ じっこ
●量・長さなどの概念を生活のなかで意識させましょう。
理解できなくてもあせる必要はありません。新年長になる前に身につけば問題ありません。生活のなかで、ママが意識的にこれらのことをアピールをする程度でいいでしょう。(以下同)
多い 少ない
長い 短い
太い 細い
早い 遅い
上 下
前 後
ちょっと たくさん
色 クレヨン12色の色名
(ももいろ ピンクなどは両方わかるようにしましょう。最近は肌色といわないこともあります。肌色はなぜか、ペールオレンジと呼びます。)
●時制の概念を生活のなかで意識させましょう。
きょう きのう あした あさって おととい
いま さっき あとで
●呼び方を教えておきましょう。
さん でも意味は同じであることも教えておきましょう。
おとうさま おかあさま おじいさま おばあさま おじさま おばさま
おにいさま おねえさま おとうと いもうと いとこ
●手先を使った遊びを心がけましょう
クレヨンで何かを書く、ちぎり絵を行う、シールを台紙からとって貼る、粘度で何かをつくる、つみきで遊ぶ、はさみをつかう、ひも通し、おはじき、ブロックなど。
*年少の現在はお勉強よりもお友達との遊びを優先しましょう。家で遊ばせる場合は、お友達とスムースに遊べるように、適切に助言していきましょう。ママ同士のおしゃべりに夢中になり、放置しっぱなしでは意味がありません。お友達の家に上がるときは、靴をそろえるなど、あたりまえのことができているか確認するよいチャンスです。
可能であれば、同様に受験を意識している家庭の子供と遊ばせましょう。悪影響を受けることを防げます。お人形遊びやおままごとを始めたら、よくよく様子を見てください。言葉遣いはもちろんやりとりなど、家庭の様子をほぼそのまま再現しているはずです。子供をたしなめてはいけません。我が身を反省するよい機会です。
*季節の理解と記憶は受験時に必須ですが、普通に行事を行う余裕がなくわざわざ始めるご家庭は、新年中になってからでも間に合います生まれたときから毎年行っていたにもかかわらず、結局年長になってから苦労して記憶させた、というのが多くのママの経験談です。
*子供が鉛筆を持ちたがる場合、必ず正しい持ち方をさせてください。妙なクセがついてしまうと、後で修正するのはたいへんです。
お箸も同様です。正しい持ち方を教えましょう。
*ベネッセのしまじろうのダイレクトメールが多くの方に届くと思いますが、これはおすすめです。年齢に合わせた適切な内容になっており、小学校受験のさいに子供に知っておいてほしいことの多くが網羅されています。
*保育園に通わせており、幼稚園への転園を考えている場合、気になる幼稚園に問い合わせてみましょう。多くの幼稚園では転勤などで欠員が出ます。編入試験のご連絡をいただけるようにしておきましょう。
*新年中から幼児教室に通うことを考えている場合は、6・7月くらいに一度気になる教室に問合せをして、詳細がでる時期を確認しておきましょう。
継続してください。
●挨拶
朝起きたらお早うございます。人に会ったらこんにちは。何かをしていただいたらありがとうございます。あたり前の言葉が大きな声で笑顔とともにできるようになってほしいものです。ママが意識して実践していれば、子供も自然とできるようになるでしょう。
●会話力
一日中ふたりで過ごしていると、いつしか会話をしなくとも、あうんの呼吸で過ごせてしまいます。でもこれではいけません。子供の反応があろうがなかろうが、ママはなるべく話しかけましょう。この際の注意事項は、幼児言葉はなるべく使わないということです。小学校高学年の子供と話す感覚で、基本的に大人の言葉を使って話しかけましょう。意味がわかっていないようなら、噛み砕いて説明してあげてください。子供はきちんと理解をし、時期がくればその言葉を使ってあたり前に話し始めます。
例えばじいじ・ばあばという言葉を使うのはナンセンスです。最初からおじいさま・おばあさまという言葉を使っていれば、子供はそう話し始めるものです。
また必要以上にテレビに子守をさせるのは止めましょう。節度を保った利用を心がけてください。
●お友達と遊ばせる
公園でのお友達とのやり取りは、社会性と体力を育む最初の一歩です。ママ的には面倒かもしれませんが、積極的に連れて行きましょう。「かして」「いいよ」「やめて」といったやりとりを子供はここで学びます。
良識的な親は、やられてもやり返すな、と教えます。人間的にもお受験的にもこれは正しいのですが、月齢が低く幼く、素直で、身体が小さく気が弱い子供だと、将来やられっぱなしのいじめられっ子となる危険をはらみます。子供の様子を観察しながら、適切に教えましょう。
また、あまり厳しく育てすぎると、頭のいい子ほど、ママのいるところといないところで態度を変えるようになる可能性があります。賢い子であっても子供は子供であることを忘れずに。
●笑顔
可愛い印象の子供は、今はもちろん将来も幸せに過ごせる可能性が高くなるものです。女は愛嬌、男も愛嬌、です。余談ですが社会では、愛嬌がない男はずば抜けて出来ないと出世しませんが、愛嬌がある男は普通に出来れば出世するものです。
また可愛い、とは顔のつくりだけをいうのではありません。まずは笑顔が自然に出る子供に育てましょう。ママが無表情だと、愛嬌がある子供には育ちません。日常生活で人と話すときは、微笑みながら話すものだということを教えたいものです。ママがいつも実践してください。
●読み聞かせ
本の読み聞かせは、自分で読めるようになる小学生になるまでは、毎日意識して続けましょう。子供は読み聞かせを喜ぶものですし、新年長になって幼児教室に指導されてから始めても、習慣がついていないので、素直に聞いてもらえなくなってしまうかもしれません。本を読むことで、子供の知識と語彙力は、飛躍的に高まります。
この時期の読み聞かせのための本は、絵が大きめのものを選びましょう。子供によっては絵の好き嫌いがあるようなので、本人に見せてから本人に選ばせれば間違いありません。年齢別になっている本を、好き好きで選べばいいでしょう。
●おもちゃ・知育玩具
お店で子供に選ばせると、いつも似たようなものになってしまいます。おすすめの知育玩具はコチラを参照してください。
●その他
毎日の育児に疲れ、微笑みかけてなんていられない!というほど疲れてしまっているママは、民間の託児所に1回4時間週1程度、預けることを検討してはいかがでしょう。最初に預けるときのコツは、いくら泣き喚いても心を鬼にしてそのまま置いて来ることです。乳児の頃から預けられ慣れている子供でも、初めての場所ではまだまだ。泣く気がなくてもお友達につられて泣きだしたりもします。
いずれ附属園でなくても幼稚園受験はするわけですから、母子分離の練習だと思えばいいのです。罪悪感をおぼえる必要はありません。
良質の刺激は多いにこしたことがありません。
また、ママの精神状態は、常に良好でなければ困ります。
ストレスを上手に昇華して、ニコニコママでいられるように心がけてください。とはいえ、あまり意識せずにテキトーにやっていたほうが、母子ともにいい結果が得られる場合もあります。
もともとがズボラなのか、完璧主義なのか、自分の性格を見極めながら、バランスよく楽しく毎日を過ごしてください。
お母様と呼ばせるべきかそれともママか?
どちらでもその家庭にとって自然な方でいいでしょう。
普通に発達していれば、お試験までには状況に応じた使い分けができるようになるでしょう。
志望校が定まっているのなら、コネクションを探しましょう。それなりのご家庭なら、おじいさま・おばあさまに相談するのが近道です。
志望校が決まっており、伝手があるのなら、個人の先生にご相談に行きましょう。人気のある先生は、予約で既に定員に達してしまっているかもしれません。お願いするかどうかは後で考えればいいでしょう。
伝手がなくても心配する必要はありません。大手のお教室だけに通っていた方も、多くの方がご縁をいただいています。
2保の受験を迷っている場合は、幼児教室の資料を取り寄せ、体験に伺ってみましょう。体験は数千円程度の費用が必要となることもありますが、お試験の直前でなければ、どこも空いていれば受け付けてくれるはずです。
大手であっても評判がいい幼児教室は、慢性的に定員がいっぱいです。いっぱいだといわれると、俄然気になったりするものです。先々で通う可能性がある、または通いたいと思うなら、ウエイティングリストに加えていただきましょう。
来年の4月から年少になる、という年の11月頃から新年少を対象にした体操教室が開講します。また受験系でない教室は、4月からプログラムが開始するところもあります。
男子と共学志望の女子は、新年少から体操教室に通わせることを検討してください。子供もママもそこでお友達ができます。お茶にでも行く感覚で、気楽に通ってみてはいかがでしょう。
また女子校志望なら、3歳を目安にバレエのお稽古を始めましょう。お遊び系ではなく、きちんと系のお教室を探してください。リトミックと指示行動、美しい姿勢、スキップなどは、バレエ教室で指導していただけます。新年長からは志望校に合った受験体操の講座をとるようにしてください。
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