難関・名門小学校をめざす
幼児教室、家庭のしつけ、出願から持ち物まで、東京23区内難関・人気小学校受験準備に必要なアレコレをわかりやすく徹底網羅。お受験準備デビューママなら必読です!

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いま、何をすべきなのでしょう?

現在(新)年長 

いよいよ本格的なお受験準備が始まります。
初めてのことで不安ばかりかと思いますが、ママはいつも明るくニコニコを心がけてください。ペーパー準備をするなかで、どなりちらしたくなることもあるかもしれませんが、どなってプラスになることは何ひとつありません。準備はおだてて褒めて、楽しく進めるよう努力してください。
実際の進め方は、通っている幼児教室の指導に準じてください。あれこれ手を出すのは、プレッシャーを増やすとともに時間を浪費するだけです。

■効果的にすすめるヒント

●志望校の過去問に一通り目を通す
過去問を見て、11月にはどのような問題に対応しなければいけないのか、きちんと把握しておきましょう。また学校によって頻出分野やカバーしておきたい領域、難易度が異なります。それも知っておくと効率よく学習することが可能です。
過去問は学校が公開しているのではなく、実際に受けた子供から、業者なり幼児教室なりが聞き取りをしてまとめたものです。つまり聞き取りをした子供の数と質により、精度が違ってくるわけです。
最も精度が高そうだといわれているのは、ジャックの正会員や学校別講習で配布される資料ですが、一般へ販売されていません。書店で購入する場合は、見比べて最も充実していそうなものにしましょう。
過去問は、後に学校別講習をとるならば、敢えて家庭で子供にやらせる必要はないでしょう。つまり購入する必要もありません。ママが家庭学習の戦略をたてるために存在するツールだと認識しましょう。

●ペーパーの定着
お稽古で教わったことはしっかり復習し、身に着けましょう。こぐま会のひとりでどっくんやニチガク サクセスウォッチャーなど領域別になっている市販のドリルを用意して、定着させましょう。子供は時間が経つと忘れる生き物です。後に再度やることを想定し、可能であればやる前にコピーをとっておきましょう。

●模試を受ける
年中の模試はほとんど意味がありませんが、年長は違います。模試は積極的に受けましょう。おすすめは学校別模試です。通っている教室のものだけでなく、あえて違う教室主催の模試も受けましょう。形式や雰囲気が違うので、よい経験になるでしょう。
大手では、月齢別考査を行う学校の模試は、同じく月齢別で行われます。実際の試験でも一緒になる可能性が高い子供と顔見知りになれることは、大きなメリットです。
模試の結果で子供にとやかく言うのは止めましょう。模試をそのまま復習するのも止めましょう。まだ5・6歳の子供です。試験が怖くなったり、嫌なものになってしまいます。結果をママなりに分析し、足りない部分を補う参考として利用しましょう。
中学受験や大学受験と異なり、模試でA判定が出たところで、ご縁をいただける可能性が高いわけではなさそうです。あくまでも場慣れ(その学校の)と試験形式慣れを主目的に考えてください。

●夏休みを講習漬けにしない
たまに遊ぶ暇がないほど講習のスケジュールを入れるママがいます。秋になると青白く精気のない顔となった子供がまま見られますが、このような親子は難関・名門校には好まれない傾向があるようです。5・6歳児らしい夏休みを過ごす合間に講習を入れる感覚でいたいものです。旅行などの夏休みの思い出は、必ず作るようにしましょう。面接で聞かれることもありますし。
合宿は行っても行かなくてもどちらでもいいでしょう。行かせたママはよかったという場合が多いようですが、同時に行かせなくても合否に違いはなかっただろうな、と感じていたりもします。
ただママの息抜きになりますし、他の兄弟姉妹をフォローするよい機会になります。願書の下書きもはかどることは確かです。

●総復習をする
8月になったらなんらかの形でこれまでのペーパーの総復習をしましょう。子供はあきれるほどに忘れているものですから。

●10月になったら
何度繰り返しても身につかない領域がある場合、その単元は潔くあきらめましょう。そうはいっても気になる場合は、日をおいてサラリとやらせてみるレベルに留めておきましょう。試験にはでないかもしれませんし、その1問ができないよりも、精神的に追い詰められる方がよほどマイナスです。子供らしい笑顔を失わせないよう、心のフォローに精力をかたむけましょう。子供には、ママの笑顔がいちばんの元気のモトです。自分自身の心のケアにも気を配ってください。

●受験する学校名を教えない
子供に受験する学校を教える必要はありません。ご縁がいただけなかったときに、傷となる可能性をはらむだけですし、結果が出揃ったときに幼稚園で余計なことをいうネタとなるだけです。お知り合いが通っているなら○○ちゃん学校、その他どじょう学校、森の学校など、愛称で呼ぶといいでしょう。しかしながら早実の面接に出かける場合は、学校名をきちんと教えておきましょう。
余談ですが、10月にはいると、無用の詮索をしてくる親子がいる場合がます。あまりに度が過ぎるようなら(子供がストレスや不安を感じさせられている場合)、幼稚園を休ませ、無用のストレスを回避する検討をしたほうがいいかもしれません。

●お試験の意味を教えるべきか否か
11月の試験がどういう意味をもつのか、それを教えるべきか否かは悩みどころです。どうするかは、子供の精神年齢によります。「学校別模試」で押し通せないようならば、本当の意味を教えるのも手ですが、これは必要以上のプレッシャーを感じさせる原因になりかねません。残念だった場合の心の傷は、いずれ忘れるにせよ、しばらくはつきまといます。子供の性質をよく見極めて、親として最良の方法を選択してください。

●結果はぼかすべきか、しっかり伝えるべきか
試験がひと段落し幼稚園に行きだすと、結果を聞いてくる子供がいたりもします。ご縁をいただいた場合は、誰にも言わないようにと念を押しながらも、4月から通う(かもしれない)学校が決まったことだけを教えてあげましょう。この場合も正式な学校名を教える必要はありません。
またいずれ教えるにしても、通う学校1校で十分です。当然ですが、辞退の話をわざわざする必要はありません。そちらが第一志望だったにも関わらず、残念だった方もいらっしゃるでしょうから…。
まだ決まっていなかったり、不本意な結果となったお友達への配慮も必要です。
通う学校が決まるタイミングは人によって違うこと、12月いっぱいを目安に多くの場合は決まること、誰でも必ず小学生にはなれること、誰もが最も楽しく小学生生活を送れる自分に合った学校にもれなく決まることなどを、きちんと教えておきましょう。舞い上がらずに、思いやりをここでも実践してください。
すべて残念だった場合、公立の健康診断にお試験だといって連れて行きましょう。3日後くらいに合格をいただいたむねを伝え、学校名を教えてあげましょう。不定期のようですが、いくつかの学校では、編入試験を行います。どうしても私立と考える場合は、4月以降に学校に試験を行う可能性と時期について伺うとともに、編入対策をしていただける塾に問い合わせてみましょう。ちなみに編入試験は、都内私立→都内私立は受け付けていただけないのが普通です。

●家庭学習だけで進める場合
こぐま会のひとりでとっくん365日はとてもよくできたテキストです。それに準じて学習し、テスト会員となり身についているかどうか逐次確認していきましょう。指導に沿い、必要によりひとりでとっくんを加えていきましょう
この場合でも、学校別の季節講習くらいは大手で受けておくことをおすすめします。

----  以下、新年中以下と共通 ----

継続してください。

●お道具の購入
ダイソー、Candoなど100円均一ショップへでかけましょう。用意するものは以下の通りです。
2Bの鉛筆(6角) 鉛筆持ち方グリップ こくごノート(縦8〜10マスのます目のもの) はさみ セロテープ(かたつむり型)  つぼのり スティックノリ(1本入りのもの 2本のものは接着力が弱いためNG) 液体のり(アラビアのり) ゼムクリップ ホッチキス 折り紙 B4画用紙(お絵かき帳) 色画用紙 紙テープ 折り紙  モール セロファン クレヨン パステル 細めの組紐 青ペン 赤ペン  穴あけパンチ よくできましたハンコ(適当に3種くらい。よくできたら押してあげると喜びます)
(消しゴムで消すのはママの係なので、家にあるもので構いません)

●○×△を書く練習をしましょう
鉛筆で○を書く練習を始めます。ペーパーの多くは、○を書く作業が伴います。こくごノートのますに○をひとつずつ書かせましょう。1日1行、丁寧に書かせてください。時間がかかっても構いません。慣れてくると一人ですすめていけますが、鉛筆の持ち方チェックはまめにしてください。放置しておくと、いつの間にか変な持ち方がくせになってしまいます。○がまあまあ書けるようになったら、×の練習もを始めましょう。×も書けるようになったら、△も加えてください。この時期は、正しい鉛筆の持ち方を身につけること、丁寧に書くことがポイントです。ママが目を離すことなく練習できれば理想です。

●線書き
本屋さんで年齢に合わせた迷路のドリルを購入し、やらせましょう。鉛筆を正しく持つこと、適切な筆圧で書くことが第一のポイントです。
つぎに栓はまっすぐ書くこと、壁にあたらずに進むことを心がけさせましょう。

●点むすび
紙にママが点を描きます。それを線で結ばせましょう。点と点を結ぶときは、点をはずさずになるべくまっすぐ結ぶよう、意識させましょう。こぐま会のひとりでとっくん 点図形のテキストを使ってもよいでしょう。

●右左
わかるようにしておきましょう。

●ものの名前、生活必需言葉を確認しましょう
食事に使うもの、生活に使うもの、家具、キッチン用品(おたま、しゃもじ、フライ返しなども)。おしゃべりしながら、あらゆるお手伝いをさせましょう。しぼる、干す、たたむといった言葉も実体験としてわかるようにしておきます。

●折り紙
ママが覚えているもので構いません。折り紙をいっしょにやりましょう。これも丁寧さがポイントです。端を合わせて折る、折ったらアイロンをかける(指で折り目をしっかりつける)、その2点を徹底してください。

●ひも通し
画用紙に穴あけパンチで適当に穴を開け、ひも通しの練習をしましょう。ジグザグにしたり、単純な運針にしたりとなんでもOKです。ママが指示をしましょう。コマ結びも一緒に練習しておきましょう。

●工作
はさみ セロテープ(かたつむり型)  つぼのり スティックノリ(1本入りのもの 2本のものは接着力が弱いためNG) 液体のり(アラビアのり) ゼムクリップ ホッチキス 折り紙 B4画用紙 色画用紙 紙テープ 折り紙  モール セロファン、クレヨン、穴あけパンチは、子供の手の届くところにおいておき、自由に使わせましょう。のりはお試験でどのタイプがでるかわからなので、すべて使えるようにしておきましょう。
のりをつかうときは、必ずのりした紙のうえでやりましょう。机を汚さないための配慮です。
セロテープは都度切るのではなく、必要となりそうな数をまとめて切り、机の隅につけておくやり方を徹底しましょう。
子供が関心を示さない場合、ママ主導でいっしょにつくりましょう。

●お絵かき
アトリエや受験絵画に通っていない場合、基本的なものは家で練習しておきましょう。年長になると、そのような時間はなかなかとりにくくなります。
自分、ママ、パパ、犬、猫、鳥、くま、うさぎ、さる、ぞう、ライオン、うま、お花、ちょうちょう、かぶとむし、くわがた、あり、かえる、へび、その他自分が好きな動物、のりものなど。
人を描く場合は、首、耳を忘れないようにしましょう。子供を対象にしたお絵かき練習本などで首がないものがありますが、子供に見せない方がいいでしょう。
中を塗る場合、女子の場合は特に「丁寧」を徹底させてください。輪郭をとってから中を塗りつぶします。塗り方はしっかり塗りつぶすゴシゴシ塗りと速さを追求したサラサラ塗りがありますが、この時期はゴシゴシ塗りを徹底させましょう。
本の読み聞かせをしていると思いますが、印象に残ったお話の絵画化をしましょう。週に1回程度が目安です。どうも描けない場合は、絵本の絵の部分を見せて、模写をさせましょう。
行った季節の行事は必ず絵に描いておきましょう。

●季節の行事・体験
シーンの絵を見て季節がわかるようにしておきましょう。
そのためには、新年中からの1年間で体験しておくのが望ましいことは言うまでもありません(七五三を除く)。
春(3・4・5月)、夏(6・7・8月)、秋(9・10・11月)、冬(12・1・2)
・11月 七五三 ・12月 クリスマス ・1月 お正月(着物、門松、鏡餅、お年玉、初詣)、・2月 節分 ・3月 ひな祭り いちご狩り ・4月 入園式 桜 ・5月 子供の日 端午の節句(こいのぼり) ・7月 七夕 海水浴 ・8月 虫捕り ぶどう狩り ・9月 敬老の日 ・10月 稲刈り 
日本総合教育舎、湘南自然学校などで田植え、稲刈り、虫捕り、潮干狩りなどの遠足が週末を中心に実施されています。家庭で出かけることが難しい場合はスクールに入れるのも手です。年長になると土日は模試や学校別講習などでつぶれがちです。参加させる場合は、年中のうちに入れておきましょう。

*ペーパーを始めたい場合
こぐま会のひとりでとっくんの4歳児用を購入してやってみましょう。ひらがなが読める子ならひとりでどんどん進めていきますが、放置しているといつの間にか鉛筆の持ち方が変になったりします。まめに確認することを忘れずに。
*幼児教室の申し込みを終えましょう。
年中の11月から新年長と呼ばれ本格的なお受験準備が始まります。お受験準備のすべてをママの手で行うことは不可能ではありませんが、”初めて”の場合は、おすすめできません。ママの手のみで行うメリットはほとんど経済的なことだけですから。ただ、1校受験するのみで、ダメなら中学受験と決めている場合は、その限りではありません。
新年長からは幼児教室に通いましょう。そのための情報収集は5月までを目安に終えておきましょう。目安がついているようなら、6月中に一度体験に伺いましょう。そこで新年長からの詳細を相談してみてください。通える曜日が限られていたり、人気の講座をどうしてもとりたい場合は、そのまま入会することをおすすめします。数か月分のお月謝が余計にかかりますが、とりたい講座が取れることは大変なメリットだと考えるのであれば。迷っている場合も複数校の体験に伺いましょう。先生や親の雰囲気もさまざまですから。
受けたいクラスは、幼児教室により呼び名が異なりますが、マストなのはいわゆる基本クラスです。話し方など語彙を増やすための講座が別になっている場合はそれも必要です。これまで受験体操をとっていない場合は、これまでの体操・バレエ系の教室を止めてでも、受験体操の講座をとりましょう。第一志望の学校は、学校別講習も検討することをおすすめします。とらないと決めた場合も、春・夏・直前などの季節講習は、参加することを今一度検討することをおすすめします。
個人の教室に通っており、基本的な事柄が網羅できている場合、大手に通うにしても学校別講習のみで十分でしょう。11月から、4月からなど学校別講習が始まる時期はいろいろです。始まる時期、申し込みの時期、例年の込み具合など、事前に情報を収集しておきましょう。個人の先生に伺えば、多くの先生は、おすすめの幼児教室の講座を教えてくれるでしょう。



●数の概念を日常生活のなかで意識させましょう。
週に2回程度はクッキーなど数えやすいものをおやつに出しましょう。
「何個めしあがりますか?」
「1個いただきます」
「じゃあ、ママは2個いただくわね」
実際に見てみるとママのほうが多い!
「やっぱり2個にする!」
「じゃあママは3個いただいちゃおう」
「○○も3個にする」
といったやりとりを続けると、そのうち数の概念が身につきます。

おいおいですが、数を3通り、10までは数えられるようにしていきましょう。
個人差があるので、あせる必要はありません。しかしながらペーパーを本格的に始める新年長になるまでには身につけさせてください。ここがわからないと、授業についていけなくなります。
いち に さん し ご ろく しち はち くう じゅう
ひとつ ふたつ みっつ よっつ いつつ むっつ ななつ やっつ ここのつ とお
いっこ にこ さんこ よんこ ごこ ろっこ ななこ はっこ きゅうこ じっこ

●量・長さなどの概念を生活のなかで意識させましょう。
理解できなくてもあせる必要はありません。新年長になる前に身につけば問題ありません。生活のなかで、ママが意識的にこれらのことをアピールをする程度でいいでしょう。(以下同)
多い 少ない
長い 短い
太い 細い
早い 遅い
上 下
前 後
ちょっと たくさん
色 クレヨン12色の色名
  (ももいろ ピンクなどは両方わかるようにしましょう。最近は肌色といわないこともあります。肌色はなぜか、ペールオレンジと呼びます。)

●時制の概念を生活のなかで意識させましょう。

きょう きのう あした あさって おととい
いま さっき あとで

●呼び方を教えておきましょう。
さん でも意味は同じであることも教えておきましょう。
おとうさま おかあさま おじいさま おばあさま おじさま おばさま 
おにいさま おねえさま おとうと いもうと いとこ

●手先を使った遊びを心がけましょう
クレヨンで何かを書く、ちぎり絵を行う、シールを台紙からとって貼る、粘度で何かをつくる、つみきで遊ぶ、はさみをつかう、ひも通し、おはじき、ブロックなど。

年少の現在はお勉強よりもお友達との遊びを優先しましょう。家で遊ばせる場合は、お友達とスムースに遊べるように、適切に助言していきましょう。ママ同士のおしゃべりに夢中になり、放置しっぱなしでは意味がありません。お友達の家に上がるときは、靴をそろえるなど、あたりまえのことができているか確認するよいチャンスです。
可能であれば、同様に受験を意識している家庭の子供と遊ばせましょう。悪影響を受けることを防げます。お人形遊びやおままごとを始めたら、よくよく様子を見てください。言葉遣いはもちろんやりとりなど、家庭の様子をほぼそのまま再現しているはずです。子供をたしなめてはいけません。我が身を反省するよい機会です。
季節の理解と記憶は受験時に必須ですが、普通に行事を行う余裕がなくわざわざ始めるご家庭は、新年中になってからでも間に合います生まれたときから毎年行っていたにもかかわらず、結局年長になってから苦労して記憶させた、というのが多くのママの経験談です。
子供が鉛筆を持ちたがる場合、必ず正しい持ち方をさせてください。妙なクセがついてしまうと、後で修正するのはたいへんです。
お箸も同様です。正しい持ち方を教えましょう。
ベネッセのしまじろうのダイレクトメールが多くの方に届くと思いますが、これはおすすめです。年齢に合わせた適切な内容になっており、小学校受験のさいに子供に知っておいてほしいことの多くが網羅されています。
保育園に通わせており、幼稚園への転園を考えている場合、気になる幼稚園に問い合わせてみましょう。多くの幼稚園では転勤などで欠員が出ます。編入試験のご連絡をいただけるようにしておきましょう。
新年中から幼児教室に通うことを考えている場合は、6・7月くらいに一度気になる教室に問合せをして、詳細がでる時期を確認しておきましょう。

-----  以下、年少下以下と共通 ----

継続してください。

●挨拶 
朝起きたらお早うございます。人に会ったらこんにちは。何かをしていただいたらありがとうございます。あたり前の言葉が大きな声で笑顔とともにできるようになってほしいものです。ママが意識して実践していれば、子供も自然とできるようになるでしょう。

●会話力
一日中ふたりで過ごしていると、いつしか会話をしなくとも、あうんの呼吸で過ごせてしまいます。でもこれではいけません。子供の反応があろうがなかろうが、ママはなるべく話しかけましょう。この際の注意事項は、幼児言葉はなるべく使わないということです。小学校高学年の子供と話す感覚で、基本的に大人の言葉を使って話しかけましょう。意味がわかっていないようなら、噛み砕いて説明してあげてください。子供はきちんと理解をし、時期がくればその言葉を使ってあたり前に話し始めます。
例えばじいじ・ばあばという言葉を使うのはナンセンスです。最初からおじいさま・おばあさまという言葉を使っていれば、子供はそう話し始めるものです。
また必要以上にテレビに子守をさせるのは止めましょう。節度を保った利用を心がけてください。

●お友達と遊ばせる
公園でのお友達とのやり取りは、社会性と体力を育む最初の一歩です。ママ的には面倒かもしれませんが、積極的に連れて行きましょう。「かして」「いいよ」「やめて」といったやりとりを子供はここで学びます。
良識的な親は、やられてもやり返すな、と教えます。人間的にもお受験的にもこれは正しいのですが、月齢が低く幼く、素直で、身体が小さく気が弱い子供だと、将来やられっぱなしのいじめられっ子となる危険をはらみます。子供の様子を観察しながら、適切に教えましょう。
また、あまり厳しく育てすぎると、頭のいい子ほど、ママのいるところといないところで態度を変えるようになる可能性があります。賢い子であっても子供は子供であることを忘れずに。

●笑顔
可愛い印象の子供は、今はもちろん将来も幸せに過ごせる可能性が高くなるものです。女は愛嬌、男も愛嬌、です。余談ですが社会では、愛嬌がない男はずば抜けて出来ないと出世しませんが、愛嬌がある男は普通に出来れば出世するものです。
また可愛い、とは顔のつくりだけをいうのではありません。まずは笑顔が自然に出る子供に育てましょう。ママが無表情だと、愛嬌がある子供には育ちません。日常生活で人と話すときは、微笑みながら話すものだということを教えたいものです。ママがいつも実践してください。

●読み聞かせ
本の読み聞かせは、自分で読めるようになる小学生になるまでは、毎日意識して続けましょう。子供は読み聞かせを喜ぶものですし、新年長になって幼児教室に指導されてから始めても、習慣がついていないので、素直に聞いてもらえなくなってしまうかもしれません。本を読むことで、子供の知識と語彙力は、飛躍的に高まります。
この時期の読み聞かせのための本は、絵が大きめのものを選びましょう。子供によっては絵の好き嫌いがあるようなので、本人に見せてから本人に選ばせれば間違いありません。年齢別になっている本を、好き好きで選べばいいでしょう。

●おもちゃ・知育玩具
お店で子供に選ばせると、いつも似たようなものになってしまいます。おすすめの知育玩具はコチラを参照してください。

●その他
毎日の育児に疲れ、微笑みかけてなんていられない!というほど疲れてしまっているママは、民間の託児所に1回4時間週1程度、預けることを検討してはいかがでしょう。最初に預けるときのコツは、いくら泣き喚いても心を鬼にしてそのまま置いて来ることです。乳児の頃から預けられ慣れている子供でも、初めての場所ではまだまだ。泣く気がなくてもお友達につられて泣きだしたりもします。
いずれ附属園でなくても幼稚園受験はするわけですから、母子分離の練習だと思えばいいのです。罪悪感をおぼえる必要はありません。
良質の刺激は多いにこしたことがありません。
また、ママの精神状態は、常に良好でなければ困ります。
ストレスを上手に昇華して、ニコニコママでいられるように心がけてください。とはいえ、あまり意識せずにテキトーにやっていたほうが、母子ともにいい結果が得られる場合もあります。
もともとがズボラなのか、完璧主義なのか、自分の性格を見極めながら、バランスよく楽しく毎日を過ごしてください。

お母様と呼ばせるべきかそれともママか?
どちらでもその家庭にとって自然な方でいいでしょう。
普通に発達していれば、お試験までには状況に応じた使い分けができるようになるでしょう。

いま、親がしてしておくべきことは?

志望校が定まっているのなら、コネクションを探しましょう。それなりのご家庭なら、おじいさま・おばあさまに相談するのが近道です。

志望校が決まっており、伝手があるのなら、個人の先生にご相談に行きましょう。人気のある先生は、予約で既に定員に達してしまっているかもしれません。お願いするかどうかは後で考えればいいでしょう。
伝手がなくても心配する必要はありません。大手のお教室だけに通っていた方も、多くの方がご縁をいただいています。

2保の受験を迷っている場合は、幼児教室の資料を取り寄せ、体験に伺ってみましょう。体験は数千円程度の費用が必要となることもありますが、お試験の直前でなければ、どこも空いていれば受け付けてくれるはずです。

大手であっても評判がいい幼児教室は、慢性的に定員がいっぱいです。いっぱいだといわれると、俄然気になったりするものです。先々で通う可能性がある、または通いたいと思うなら、ウエイティングリストに加えていただきましょう。

来年の4月から年少になる、という年の11月頃から新年少を対象にした体操教室が開講します。また受験系でない教室は、4月からプログラムが開始するところもあります。
男子と共学志望の女子は、新年少から体操教室に通わせることを検討してください。子供もママもそこでお友達ができます。お茶にでも行く感覚で、気楽に通ってみてはいかがでしょう。
また女子校志望なら、3歳を目安にバレエのお稽古を始めましょう。お遊び系ではなく、きちんと系のお教室を探してください。リトミックと指示行動、美しい姿勢、スキップなどは、バレエ教室で指導していただけます。新年長からは志望校に合った受験体操の講座をとるようにしてください。