難関・名門小学校をめざす |
幼児教室、家庭のしつけ、出願から持ち物まで、東京23区内難関・人気小学校受験準備に必要なアレコレをわかりやすく徹底網羅。お受験準備デビューママなら必読です! |
Q20.試験当日の母親の服はやはり紺でしょうか
Q21.母親のスリッパはブランドもののほうが安心ですか
Q22.母親のバッグはハンドバッグでなければいけませんか
Q23.サブバッグは自立したほうがいいですか
逆に伺いたいのですが、紺を避けたい理由は何ですか?
国立や地方の私立などでは、考査の際のママの服が冠婚葬祭用の黒だったりすることもあるようですが、行動観察校以外の難関・人気校ではまったくといっていいほど見かけることはありません。
学習院や聖心は保護者会での服装は基本的に紺ですが、それ以外の学校は、入ってしまえば紺に縛られることはありません。母親がフレーの服を着ていたということだけを理由に不合格にされるというのは考えにくいでしょう。しかしながら、確信がもてないのに紺以外の服を着るというその姿勢は甚だ疑問です。
私学は独自の規則や慣習の中で運営されています。なぜ?という理不尽かもしれない不思議なことも、まま存在するものです。大丈夫という確信がない何となくの自己判断は、親が原因で子供が不利を被るかもしれない状況をつくってしまうかもしれません。
母親の個性を発揮する場は、子供の学校ではありません。迷ったときは無難に、それが私学における良識的な保護者の在りかたです。
ファミリアやお受験グッズ専門店で扱っているスリッパなら、まず間違いありません。しかしながら、ブランドものでなくても何も問題ありません。色が紺か黒であり、汚れていなければ大丈夫。普通のタイプでも折りたためる携帯用でも、どちらでも構わないでしょう。
普通のタイプのものを購入する場合は、歩いたときにパタパタと耳障りな音がしないことをしっかり確認してからにしてください。
パパのスリッパは、ある程度かっちりできたものを選ぶようにしてください。あまり安っぽいとスーツ姿になじまず、スリッパの存在が妙に目に付いてしまいます。
子供の試験だけの日はバッグを見られる機会はありません。黒か紺色で普通の素材・形であれば、実用的なものをもてばいいと思います。
気になるのは面接のときだと思いますが、別にWAKOでなくても普通の冠婚葬祭用のもので問題ありません。百貨店の冠婚葬祭用のフェアに行くと、黒の無難な革靴が5000円、慶事弔辞両用の無難な革のバッグが10000円程度で手に入ります。ショルダータイプのバッグで臨むと減点されるというわけではないでしょうが、母親はひたすら無難に、が鉄則と心得ましょう。
逆に、小学校受験ではエルメスのケリーが必需品、と思い込んでいる方もたまにいらっしゃるようですが、まったくそのようなことはありません。
余談ですがエルメスならば、ケリーよりはA4の書類が入るバーキンのほうが、試験の付き添いや入学後の保護者会などでも活用できて便利です。学校にもよりますが…。
自立しようがしまいが、何も関係ありません。
サブバッグをみられる機会があるのは、すべての荷物を持参して面接のお部屋に入る必要がある学校だけですが、ほとんどの場合、荷物台が用意されており、椅子の脇に置くことはありません。
椅子の脇に置くことがあったとして、サブバッグが寝てしまったとしても、それが減点の対象になることはないでしょう。