お受験準備マニュアル　

　　 結果E　

■Eタイプのあなたは

共学、女子校、宗教にもこだわらず、勉強も大切だけど、それオンリーの中高時代ではなく、一生の財産となる何かを小中高の12年間で育んでほしい、でもお弁当作りは避けたい…。というあなたのお受験対象となる学校は、幼稚舎・学習院・青学・立教女学院・英和、女学館、子供が優秀（大受時点の学業的に）なら雙葉になります。
そこそこの家庭で育った子供なら、数打てばご縁をいただける可能性が高くなるのは確かです。

すべてコネなしのフリー受験することを前提に話を進めていきましょう。

幼稚舎を除いたところでの現実的な第一志望は、すでに決まっているでしょうか？　まずは決まっていない場合を想定した話から。

女子校は、雙葉対策をしておけば、ほとんどすべての学校に対応可能だといわれています。後に志望校が変わっても、何も問題ありません。立女もそのままで対応可能です（なわとび練習は必要ですが）。

ペーパーのお稽古を始めるのは新年長からで十分です。しかも大手で。
新年長時の先生や曜日を選びたい場合は、年中の夏前を入室することをおすすめします。が、こぐま会に関しては、入会年月日の古い順に希望が通りますので、余裕があるならば早くから通っておくのも手かもしれません。
ジャックで雙葉を担当しているのは四谷教室ですが、こちらは慢性的にキャンセル待ちが続いているようです。が、繰り上がることもあるので、いっぱいといわれても、キャンセル待ちをいれておくといいかもしれません。
またジャックの四谷以外でオールラウンドに対応可能と評判がいいのは元町教室。場所が微妙ではありますが…。
ほかにも大手教室はありますが、難関・名門校に関しては、ジャックとこぐま会（女子校だけ）の2人勝ちであると巷ではいわれています。もちろん他の中小教室でも評判のよいところはあるでしょう。そういった教室をご存知ならば、情報量とアクセスを基準に選ぶといいかもしれません。

次に共学校対策ですが、女子校の準備（ペーパー）と体操（バレエ）と絵工作をすでに始めていることになるので、志望順位（プライオリティ）に基づいて、新年長からレギュラーで、または季節講習で、学校別の講習をとれば十分でしょう。

ところで、幼稚舎・学習院・青学・雙葉・立教女学院・英和、女学館のなかでは、どこが併願可能なのでしょうか？初めてのお受験準備では、それがわからないため、対策を立てにくいということもあるかと思います。
ここで情報を提供できればいいのですが、年度や月齢、苗字によってまったく違ってくるのが現実です。
かつて幼稚舎・学習院・成城・立教女学院・聖心・英和、女学館に成蹊・早実を加えた９校が受験可能だった方もいましたし、学習院・早実・聖心・英和・ふたばがすべて重なった方もいます。この正確な情報をもっており、提供してくれるのはやはり大手の教室です。初めてのお受験準備の場合、せめてこの程度の情報はきちんと提供してくれる教室を選ぶべきだと考えます。
（もちろんわかるのは過去の情報です。その年がどうなるかはわからないため、結局、気になる学校すべてに願書を出すことにはなります）

次に第一志望校が決まっている場合の話をしましょう。

女子校、または幼稚舎・青学以外の共学校が第一志望の場合で、共学と女子校を併願する場合は、基本的に上記と同様になります。
費用と時間に余裕がある場合で青学が第一志望の場合は、ほかに強いとされる中堅教室（日本教育センター）がありますので、新年中からそちらをメインにするという手もあります。個人のお教室ではむつみ会（NTT電話帳にものっている）が有名ですがこちらはもともとご縁がある方が多いので、縁故がない場合は複数校に通用する力を育んでいただける（あちこちの学校に実績がある）教室を選ぶことをおすすめします。

幼稚舎を第一志望とする場合は、新年少から体操教室と絵工作のアトリエに通い、年中から大手か個人の慶應クラスへ、新年長から大手のペーパー（お勉強）クラスをとり、その他の学校別の対策は季節講習でまかなうのがデフォルトです。

共学校のみを受ける場合、ペーパーはママが教えるのでも十分です。共学校の知育の試験では、ひねったものはまずでません。子供が素直でのみ込みが早く、バトルにならずスムースにすすめられるようならば、わざわざ幼児教室のお勉強のクラスをとる必要はないでしょう。

いずれにせよ、現実的な第一志望は早めに決めましょう。現実的な第一志望が決まれば、その学校に強い教室で学校別（お勉強も？）をとり、あとは季節講習で個別対策が含まれる学校別の講座をとることをおすすめします。

これらの学校の併願校としては、共学はその他にはありません。女子校では豊明（週２でお弁当）、昭和女子（週１でお弁当）が希望すればエスカレーターが可能です。