難関・名門小学校をめざす
幼児教室、家庭のしつけ、出願から持ち物まで、東京23区内難関・人気小学校受験準備に必要なアレコレをわかりやすく徹底網羅。お受験準備デビューママなら必読です!
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お受験準備マニュアル 

   結果F1 

■F1タイプのあなたは

大学受験はしてほしい、中途半端な私立に行くくらいなら公立から中受したほうがいい…、と考えるあなたのお受験対象となる学校は、雙葉・白百合が双璧。それと光塩・英和・聖心・女学館。そして立教女学院・学習院です。
23区外になりますが、あとは横浜雙葉と晃華がありますね。

ちなみに2009年の東大合格者数は、
白百合 12/173(合格者数/同年卒業者数)
横浜雙葉11/176
雙葉 9/177
晃華4/137
光塩 1/144
立教女学院 1/173
英和 0
その他は公式発表はまだのようです。
(2008年は学習院 2/184、聖心 1/123、女学館 0)

参考までに桜蔭69/234、女子学院23/226、豊島岡17/409←ここまでが3強。
その他は、鴎友3/242、吉祥2/219。

わざわざ中学受験をするならば、桜蔭か女子学院、それが無理ならせめて豊島岡には入らないと意味がないかもしれない、ということがわかります(豊島岡は合格率では白百合・横浜雙葉・雙葉のはるか?下)。
ちなみに早慶上立の数字を見ていくと、頌栄など帰国子女枠をもつ学校がグンと台頭します。日本で普通に育てるつもりのご家庭は、惑わされないようにしましょう。

それでは、お稽古計画について、すべてコネなしのフリー受験することを前提に話を進めていきましょう。

多くの方の第一志望は、雙葉か白百合ですね。

雙葉の選考基準が極めて見えにくいのはあい変わらずですが、2年ほど前から白百合も完全実力主義ではなくなったといわれています。とはいえどちらでもいいのなら、白百合を受けておいた方がご縁をいただける可能性が高いのは変わらないようです。また医学部を含めた理系に強いのは、現状では白百合です。雙葉はどちらかというと文系に強いといわれています。が、これは雙葉が中学入試で独特の試験をしていたからである可能性が高いので、あまり気にする必要はないでしょう。
あと意識しておきたいのは、雙葉は給食、白百合はお弁当であること。それと雙葉は中高ではとても自由です。白百合は小学校時代からビシバシ勉強せざるを得ない環境です。親の出番は、どちらも少ない方です。あとは好みでしょう。

お稽古計画を考えるうえで多くの人が迷うのは、ジャックかこぐまか?ということだと思います。ひとつの判断基準としては、共学も受けるのならジャック、女子校だけならこぐま会も可、といった感じでしょうか。あとはこの2つの教室の大きな違いは、ジャックは参観型でこぐま会は参観不可ということです。とはいえこぐま会でも、連続して講座をとった場合の教室の移動は親が行います。なので親かそれに準じる大人が近隣に待機することになります。ジャックは季節講習などで参観型ではない場合、移動は先生にしていただけます。
またこの2つのお教室は授業のすすめ方がまったく違います。
おっとり型の子供を競わせたくない、参観型だと親の自分がイライラして熱くなりそうで怖い、下の子を預ける気はない、送迎をシッターさんにお願いしたい、といった方にはこぐま会のほうがいいでしょう。
ちなみに第一志望に対応する幼児教室としては、白百合はジャックでは御茶ノ水教室、雙葉は四谷教室、聖心、英和、女学館はこぐま会、立教女学院は吉祥寺メリーランドかジャック吉祥寺教室か個人のM先生(個人というには人数が多いですが)というのが巷でのデフォルトです。立教女学院と光塩は試験日がずれており運がよければ併願が可能なため、実際にはありとあらゆる幼児教室の方がご縁をいただいているようです。

その他、個人の先生についたほうがいいのか?というのも迷うところではありますね。実際には大手教室に一年通っただけの方も普通に合格しているのですが、確かに個人の実績のある先生は、得意の学校に好まれる子供にきめ細かく仕上げてくださいます。そのような先生につくことは、親としてひとつの安心材料になりますし、親のよき相談相手にもなっていただけます。予算と時間に問題がなく、ご紹介いただけるようであれば通ってみるのもひとつの選択です。ただその場合最初に確認するべきは、教室の掛け持ちに対する先生の考え方です。掛け持ちはNGという先生もいらっしゃいます。すべてを先生ひとりにお任せするのは、ある意味とてもリスキーです。内緒で通うのはやめたほうがいいでしょう。子供は何かの拍子にうっかりと、しゃべってしまうものですから。
それとリスクがもうひとつ。校長様が変わられると、合格者の傾向をがらりと変えてくることがあります。前校長様時代に好まれる子供に完璧なまでに仕上がっているだけに、初年度は、ばくち状態となります。

またジャックとこぐま会の掛け持ちをする方もめずらしくありません。学校別ならわかりますが、いわゆる基本クラス(総合勉強)の掛け持ちは時間とお金の無駄というのが、多くの経験者の感想です。
模試の掛け持ちは普通です。シーズンになると午前中にジャックでお会いした母娘に午後はこぐまでご挨拶、というのはよくある光景です。

女子校が第一志望なら、体操は学校別講習に含まれるものだけで十分です。3歳くらいからバレエのお稽古でも始めた方が、姿勢や立ち姿が美しくなります。リトミック、指示行動もおさえられます。ただこの場合は、きちんと指導いただける教室に入れましょう。楽しいだけのなんちゃって教室は逆効果になります。
女子校の絵工作は、でても凝ったものはありません。しかし先々でどう変わるかわかりません。また受験近くになって共学校を受けたくなるかもしれません。余裕があるならば、年少か年中時には近所のアトリエに通っておくことをおすすめします。巧緻性の訓練にもなりますし。この場合の注意事項は、絵だけでなく工作も行っている教室を選ぶことです。また女子校におけるこの手の作業は、ていねいさが問われます。雑な作業をしたら注意していただけるよう、先生にお願いしておきましょう。

大手のお教室はどこに通うにせよ、入会は年中の春、遅くとも夏前までというのがひとつの目安です。新年長の曜日や先生を選びやすくなりますから。そんなことはどうでもよく、家庭のしつけはしっかりやっていると考えるなら、新年長からでもいいでしょう。
個人の先生のお稽古のスタートは、先生によりさまざまです。先生の方針に素直に従いましょう。